弊社オリジナル、最高級グレードの国産・花珠貝パール【オーロラ真多麻イミテーションパール】のビーズパーツ、日本製ミガキ貝パール(シェルパール)の片穴ルースのご紹介です。
弊社では予てより日本国内の工房で製造された、職人技が光るイミテーションパールの商品、【国産ミガキ貝パール】【国産貝パール】【国産コットンパール】を販売いたしておりましたが、日本の伝統工芸品ともいえる、国産のイミテーションパールをより広く伝えていきたい気持ちで、弊社オリジナル商品の【国産ミガキガラスパール】【国産ガラスパール】も別注オーダーし販売いたしておりました。
そして今回、花珠アコヤ真珠のナチュラルブルーパール【オーロラ真多麻真珠(まだましんじゅ)】を工房に持ち込み、調色されていない自然なブルーグレーの色合いと、花珠真珠特有の照りと輝きの再現をお願いし、大ベテランの職人さんに作成いただいた、弊社オリジナルのイミテーションパールが完成し、販売する運びとなりましたので、今回の記事にてご紹介させていただきたいと思います。

ブルーグレー系 花珠ミガキ貝パール Φ6mm・7mm・8mm・9mm・10mm
今回ご紹介いたしますのは、真多麻パールのナチュラルブルーの色合いの再現にこだわり、濃すぎない、光過ぎない、落ち着いたブルーグレーの実体色(ボディカラー)に調色いただいた貝パールです。
大ベテランの塗り職人さんでもオーロラ花珠真珠にみられるような、オーロラの干渉色や照り・輝きの再現には苦戦されていましたが、試行錯誤を重ねていただき、やっと完成した最上級グレードのミガキ貝パールです。
高品質の花珠あこや真珠には必ずピンクからレッド系統の色合いを帯びた干渉色が珠の中央部周辺に浮き出すのですが、無理をお願いして、その干渉色の色合いも調色によって表現していただきました。
光沢を再現するために、最後の仕上げに丁寧にポリッシュ(磨き加工)されています。

花珠貝パール オーロラ真多麻イミテーションパール
花珠真珠は知っているけれど、オーロラ真多麻真珠って何?という方もいらっしゃるかも知れません。
オーロラ真多麻真珠とは、ブルーグレー系の花珠アコヤ真珠のことです。
ブルーグレー系の真珠は「ナチュラルブルー」と「コバルトブルー」の二種類に分けられます。
「ナチュラルブルー」は染みや汚れを落とすための漂白処理は行っているものの、調色処理を施していない無調色の真珠で、真珠本来の色味がブルー系の真珠のことです。
「コバルトブルー」は、コバルト60という放射性物質からのガンマー線を照射することで、真珠内部の貝核を黒褐色化させて、真珠層の透明性を利用して貝核の色が透けて見えるように染色した真珠のことです。
真珠層の色味は真珠層を構成するたんぱく質に含まれる色素によって左右されると言われていて、人為的に操作することができません。
このため、無調色のナチュラルブルーの真珠は採れる量が特に少なく稀少です。
無調色の真珠の流通量は市場の1割程度と言われているのですが、無調色のナチュラルブルーの真珠の中でも、巻き・照りともに良好な花珠真珠と鑑別されることが条件となるオーロラ真多麻真珠は、さらに希少性が高いため高値で流通しているのです。
そんな希少で美しいオーロラ真多麻真珠を、今回は高い技術を誇るベテランの職人さんの技術でミガキ貝パールのイミテーションパールで再現していただきました。
ちなみに、オーロラ真多麻イミテーションのミガキ貝パールはブルーグレー系のお色味なので、ブラックフォーマルにもお使いいただけます。
「涙の象徴」ともされる真珠は、悲しみを添える意味があり、故人を偲ぶ純粋な涙をイメージさせることから、喪の装いに選ばれることも多いのですが、ブルーグレー系の真珠は黒い服に合わせても色映えするので、喪服に合うと言われています。
こちらの画像、右の2粒が本真珠ナチュラルブルーの花珠アコヤパールのオーロラ真多麻真珠の丸玉ラウンドΦ8.5mmのルース、左の2粒がオーロラ真多麻真珠を模した弊社オリジナルのイミテーションパール(国産の花珠貝パール)の丸玉ラウンドΦ9mmのルースです。
マクロ撮影して比較してみると、微妙に違いがあるのがお分かりになると思うのですが、本真珠の方が干渉色の赤味が強い、という印象です。
やはり、花珠アコヤのオーロラ真多麻真珠には、ブルーグレーの実体色の中に多色のオーロラの干渉色が浮かび上がる、何とも言えない美しさがありますね。
しかしながら、今回作成いただいたミガキ貝パールは、イミテーションパールとしてはこれまでにないレベルで、本真珠の干渉色や照りが再現されていると思います。
国産の貝パールとしては間違いなく最上級グレードの仕上がりです。
ちなみに、こちらの本真珠はオーロラ真多麻真珠の中でも、真珠の縁に見える色=ボディカラー(実体色)の青味が強いルースを選りすぐって選んだので、無調色ブルーグレー系のパールとしては青味がかなり強いです。
ここまで青味が強いと好みが別れますので、ミガキ貝パールは一般的な無調色のナチュラルブルーグレーパールに近い色味に調色いただいています。
マクロ撮影レベルに間近で見比べてみて、それぞれの特徴が判る感じなので、身に着けている状態では違いは判りにくいと思います。
ちなみに、お値段を比較すると当然ですが、全然違います。。
画像の右の2粒の本真珠と同じランクのオーロラ真多麻の丸玉ラウンドΦ8.5mmの片穴ルースですと、市場価格は真珠科学研究所の鑑定書付きで1ペア(2個)で約3万円以上~になると思います。
一方、オーロラ真多麻イミテーションのルースの販売価格は、通常のミガキ貝パールよりも技術を要するために少しお高くなってしまうのですが、それでも本真珠と貝パールではゼロが二桁も違います。。
そんな、完全ジャパンメイド、特別なジャパン・クオリティの【花珠貝パール・真多麻真珠イミテーション/国産ミガキシェルパール】のルースのビーズパーツをお客様の作品に取り入れていただけますと幸いです。
以下リンク先の、弊社ネットショップにて発売中になります。