■世界中の人々から愛される、宝石の代表格【サファイア】
【サファイア(Sapphire)】は9月の誕生石。
和名【青玉(蒼玉)】の名のとおり、淡青・青・紺・群青・瑠璃・濃青などのブルートーンを呈するコランダムで、「天空の色」や「宇宙の青」を連想させるその色合いから古代より神聖な宝石と伝えられ、世界中の人々から永く愛されてきた歴史のある宝石です。
光を当てたときに宝石内部に含有する小さな針状の内包物(インクルージョン)の反射によって、複数の線状の白い光の帯が出現する【スター効果】という光学現象が現れるものは【スターサファイア】と呼ばれ珍重されています。
ブルーサファイアの宝石言葉は「誠実」「慈愛」「徳望」。
古代より【聖人の石】や【哲学者の石】と伝えられてきたブルーサファイアは、聖職者や賢者にふさわしい石と考えられていました。
教皇や司教の手にはめられたブルーサファイアの指輪には、触れた人々に誠実や慈悲を与え、病を癒し、悩みや苦しみから救うことを意味しているそうです。
ブルーサファイアを身に着けると、冷静な洞察力、真理を見抜く力、真実を貫く勇気、的確な判断を与えてくれると伝えられています。