10月の誕生石 オパールの意味と石言葉

10月の誕生石 オパール opal 蛋白石

10月の誕生石、オパールとは?

オパールは10月の誕生石です。

オパール(opal)は、含水珪酸塩鉱物の一種で、和名では「蛋白石(たんぱくせき)」と呼ばれています。

生成時期の新しいオパールでは非晶質の場合もありますが、多くは結晶度の低いクリストバライト(方珪石)になっていることが多いです。

本来、結晶構造を持つものが鉱物に該当することから、非晶質のオパールは厳密な分類では準鉱物に該当しますが、鉱物学の国際組織である「国際鉱物学連合(IMA: International Mineralogical Association)」はオパールを正式な鉱物としています。

オパールはオーストラリアの国石です。

オパールには様々な色や種類があり、「遊色効果(ゆうしょくこうか)」「キャッツアイ効果(シャトヤンシー効果)」「スター効果(アステリズム)」など、特徴的な光学現象を示す種もあり、光学効果の有無により「プレシャスオパール(precious opal)」と「コモンオパール(common opal)」に区別されます。

遊色効果(プレイオブカラー)を示すプレシャスオパールは、天然の「フォトニック結晶(photonic crystal)」で、結晶内に凝集した球状のシリカ微粒子によって屈折率が数百nmごとに変化する複雑な周期構造が作り出されることで、見る角度に応じて見える光の色調が変化する、構造色(こうぞうしょく)が生じています。

オパールは温度変化に非常に敏感な宝石で、常に水分の揮発が進行しているため、乾燥により石が割れることがあります。

オパールの価値について

宝石としてのオパールの価値は、結晶の透明度、大きさ、結晶のベースカラー(地色)によって評価されますが、特に重要視されているのは結晶中の遊色効果の有無です。

遊色効果とは前述のとおり、結晶内部の結晶構造や粒子配列によって光が分光され、虹のような多色の色彩を示す光学現象のことです。

オパールにおいては遊色効果が鮮明であることが高い評価を受けるための重要な要素となっており、かすかな遊色効果よりも鮮やかな遊色効果が高く評価されます。

遊色効果の強度の次に重要視されているのが、遊色効果の色です。

オパールの遊色効果の色には、レッド、オレンジ、グリーン、ブルー、イエロー、バイオレット、パープルなどがあり、実に多彩です。

その中で、伝統的にレッドが最も望ましい遊色効果の色とされており、次にオレンジ、グリーン、ブルーと続きます。

オパールは見る角度や光源の種類によっても遊色効果の色が変化するため、真正面から見て遊色効果の主要色がレッドに見えても、別の角度から見ると主要色がグリーンに見えることがありますが、どの角度から見ても遊色効果を示すことが重要です。

また、全体的に遊色効果を示すオパールは高く評価されますが、遊色のない無地の領域(デッドスポット)の多いものは評価が下がります。

ボディカラー(地色)では、ブラックオパールやボルダーオパールは産出量が少なく稀少なため、高く評価されています。

ブラックオパールが高く評価される理由には、黒いボディカラーにより美しい遊色の輝きが最もよく際立つためです。

ファイヤーオパールと呼ばれる、赤色・橙色・黄色等のボディーカラーのオパールも、ブラックオパールやボルダーオパールに次いで高く評価されるオパールです。

ホワイトオパールも、遊色効果が鮮明である場合は評価が高くなります。

オパールの意味とは?名前の由来について

オパール(opal)の名前は、宝石を意味するサンスクリット語の「उपल」=「upala」が語源となっています。

サンスクリット語「upala」→ギリシア語で「ὀπάλλιος」=「opallios」→ラテン語化「opalus」→英名「opal」

オパールの生成について

オパールの生成については諸説がありますが、約一億数千万年前の白亜紀時代の長石類の岩石の堆積物から溶け出したシリカによってオパールは生成されたと考えられています。

オーストラリアでオパールが産出されるのは、アウトバック(Outback)と呼ばれるオーストラリアの内陸部に広がる、砂漠を中心とする広大な人口希薄地帯です。

アウトバックには太古の昔、「エロマンガ海」と呼ばれる内海が存在していたと考えられており、このエロマンガ海の海岸線に沿って、大量の珪素(シリカ)が堆積していきました。

約数千万年前にエロマンガ海の海底が隆起・分裂し、地殻内の低温の熱水により溶けた珪素(シリカ)の熱水溶液が岩盤などに浸入して交代作用により他の鉱物や動植物の化石などと置換交代し、数百万年の年月をかけた風化作用により水分が蒸発し成分が濃縮され、硬化してオパールへと変化した考えられています。

このようにオパールが他の鉱物や動植物の化石などと置換することをオパール化と言います。

オパールは非晶質であり、その粒子径は通常10~300mm程度で、コロイド状に分散した状態にあることから「コロイダルシリカ」や「シリカゾル」と呼ばれ、含水率は3~20%と言われています。

オパールには低温状態で長い年月をかけて、ゆっくりと珪素が堆積することにより生成されるオーストラリア産などに代表される「堆積性オパール」と、火山活動などによる熱の影響により、高温の状態で比較的短い時間で生成される、メキシコ産やエチオピア産に代表される「火山性オパール」があります。

10月の誕生石 オパール

10月の誕生石 オパール

オパールの産地について

ミルキーオパールとブラックオパールの主な産地はオーストラリアで、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州(主にライトニング地区とホワイトクリフス鉱床)、南オーストラリア州(2地区)に大きな鉱床が存在します。

クーバーペディとアンダムオカは、世界のミルキーオパール産出量の90%以上を採掘しています。

ミルキーオパールとブラックオパールの世界第2位の産出国はブラジル(ピアウイ地区)です。

一方、メキシコは、ファイアオパールの採掘で世界をリードしています。

エチオピアン・オパールとは?

エチオピアン・オパールとは、エチオピアで産出するオパールのことです。

エチオピアン・オパールの産地として知られるのが、エチオピア中北部の歴史的地域のアムハラ州( Amhara)のウォロ(Wollo)ウェロ(Welo)です。

エチオピアン・オパールはメキシコ産と同じ火山性のオパールで、含水率が高いことから透明感が高いのが特徴で、ボディカラーは乳白色~淡黄色~オレンジ色の色調で、多くがカラフルな遊色効果を呈するプレシャスオパールです。

エチオピアン・オパールが市場に流通するようになったのは2006年頃のことと最近のことで、大量に産出しているため抑えられた価格で流通しており、サイズの大きなものも安価に手に入れやすい傾向にあります。

しかしながら、近年の人気が高まりから、その需要も高まり、市場価格も年々高騰しています。

オパールの歴史について

プレシャスオパールに関して記された最も古い文献とされているのは古代ギリシャ時代末期頃のものとされており、当時のローマ人はインドやダキア(現在のルーマニア)地域からプレシャスオパールを輸入していたと考えられています。

当時のハンガリーや現在のスロバキアでは、11世紀頃から1920年頃まで、プレシャスオパールの鉱山が操業していたと言われています。

現在ウィーンに保管されているハプスブルク家の宝石には、多くのハンガリー産オパールが含まれています。

インドとハンガリーの鉱脈が枯渇した後、1857年にはメキシコで、1849年にはオーストラリアのクイーンズランド州で新たな鉱脈が発見されましたが、両国で商業的な採掘が始められたのは1870年代末のことです。

オパールの種類について

オパールはボディカラーによって、次のようなタイプに区別されます。

※宝石の透明度は、透明・半透明・亜透明・半亜透明・不透明の5段階です。

■ホワイトオパール(white opal)

ホワイトオパールはボディカラー(地色)が乳白色・白色・その他の明るい色※、透明度が半透明から不透明のオパールの中で、遊色効果(プレイ・オブ・カラー)の見られるプレシャスオパールのことです。

オパールの中でも最も産出量が多いため、流通量も多く入手しやすいこともあり、オパールを代表する存在となっています。

遊色のカラーも優しい色合いのものが多いので、年齢や性別を問わず幅広い層から選ばれるオパールで、最も需要の高いオパールでもあります。

※その他の明るい近似色に、少し黄色みがかったクリーム色や、少し青みががった薄灰色の色調のものなどが含まれます。

■クリスタルオパール(crystal opal)

クリスタルオパールは透明から亜透明と透明度の高く、ボディカラー(地色)が無色透明からほぼ無色のオパールで、遊色効果の見られるプレシャスオパールのことです。

■ウォーターオパール (water opal)

ウォーター オパールは透明から亜透明と透明度の高く、ボディカラー(地色)がほぼ無色から乳白色のオパールで、ジェリーオパール(jelly opal)などとも呼ばれています。

クリスタルオパールとボディカラー(地色)や透明度の領域が近いのですが、遊色効果が見られるものと見られないものがあり、遊色効果の見られるものあっても、かすかであったり、宝石のごく一部の領域でしか見られません。

■ミルキーオパール (milky opal)

ミルキーオパールはボディカラー(地色)が乳白色・白色、クリーム色や薄灰色などの明るい色のオパールです。

ボディカラー(地色)の色調や透明度はホワイトオパールと同様ですが、遊色効果の見られないものも含まれます。

■ブラックオパール (black opal)

ブラックオパールはボディカラー(地色)が黒色・暗灰色・暗青色など暗色の色調で、半透明から不透明のプレシャスオパールです。

ボディカラー(地色)が黒いに近いほど遊色効果が最も際立つため価値が高いとされています。

遊色効果が鮮明で、遊色効果の色が多く、全体的に遊色効果を示すブラックオパールは高く評価されます。

■ピンクオパール (pink opak)

ピンクオパールはボディカラー(地色)がピンク色の色調で、半透明から不透明のコモンオパールです。

コモンオパールの中でも特に人気のあるオパールの一つです。

彩度が高く、透明度の高いものは稀少で、高く評価されます。

■ブルーオパール (blue opal)

ブルーオパールはボディカラー(地色)が青色系の色調で、半透明から不透明のコモンオパールです。

彩度が高く、透明度の高いものは稀少で、高く評価されます。

■グリーンオパール (green opal)

グリーンオパールはボディカラー(地色)が暗い黄緑色の色調で、半透明から不透明のコモンオパールです。

■イエローオパール (yellow opal)

イエローオパールはボディカラーが黄色・黄金色・オレンジ色の色調で、半透明のコモンオパールです。

遊色効果(プレイオブカラー)の名称について

■ピーコック

青、緑、紫など孔雀の羽の色を組み合わせた虹色効果を示す貴重なオパール。

■フィアリー (fiery)

赤い色の遊色効果を見せるオパール。

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