10月の誕生石 トルマリンの意味と石言葉

10月の誕生石 トルマリン Tourmaline 電気石

10月の誕生石、トルマリンとは?

トルマリンは10月の誕生石です。

トルマリンとは、様々な元素が入り混じった複雑なケイ酸塩鉱物(シリケートミネラル)のグループ名です。

ホウ素・アルミニウム・鉄・マグネシウム・ナトリウム・リチウム・カリウムなどの様々な化学元素が化合したホウ珪酸塩の結晶がトルマリンで、宝石質の結晶体は半貴石(セミ・プレシャスストーン)の宝石として扱われます。

無色・黄色・緑色・青色・紫色・赤色・ピンク色・橙色・茶色・褐色、黒色など、トルマリンは全ての色が揃う、多彩な色の宝石です。

トルマリンには、結晶を加熱すると電荷を生じる「焦電性」=「パイロ電気、ピロ電気」という性質があり、和名「電気石(でんきいし)」の名はこの性質に由来するものです。

また、トルマリン結晶に圧力を加えると、結晶の上部が正に、下部が負に分極する「圧電性」=「ピエゾ電気性」と呼ばれる性質も示します

圧電性は、1880年にキュリー夫人として有名な「マリー・キュリー氏」の夫で物理学者の「ピエール・キュリー氏」によって発見されました。

トルマリンは静電気を帯びやすいため、比較的ほこりが付着しやすい性質がありますので、使用しないときは、箱などに入れて保管されることをおすすめします。

トルマリンの意味とは?名前の由来について

トルマリン(tourmaline)の名は、「混合宝石」を意味するスリランカの言語のシンハラ語「තෝරමල්ලී」=「トラマリ(toramalli)」に由来しています。

スリランカの宝石採鉱では、漂砂鉱床からillamaと呼ばれる宝石を含んだ砂利層を採鉱します。

illamaからは、コランダム、スピネル、ベリル、トルマリン、ガーネット、トパーズ、ジルコン、クリソベリル、アレキサンドライト、カイヤナイト、クォーツなど、色とりどりの様々な種類の宝石原石の水磨礫が産出します。

illamaを洗浄して泥・砂・砂利を取り除き、サイズの異なるふるいにかけて選別したものはnambuwaと呼ばれます。

nambuwaには様々な種類の宝石と小石とが混ざり合っているため、太陽の光を当てながら手作業で宝石原石の水磨礫(すいまれき)をのみを選り分けていきます。

トルマリンの種類について

鉄電気石(ショール/schorl) NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4

最も一般的なトルマリンは鉄電気石(ショール/schorl)です。

鉄電気石(schorl)とは、茶色~褐色~黒色のトルマリンで、自然界に存在するトルマリンの95%以上を鉄電気石が占めると言われています。

鉄電気石の歴史は古く、現在のドイツ・ザクセン州にある「Zschorlau」という村でトルマリンが見つかったことから、1400年頃よりドイツ語で「schürl」と呼ばれるようになり、18世紀以降には「schörl」の名が使われるようになったと言われています。

苦土電気石(ドラバイト/dravite) NaMg3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4

苦土電気石(ドラバイト/dravite)とは、濃黄色~茶色~褐色のトルマリンです。

苦土電気石はナトリウムやマグネシウムを含むトルマリンで、ブラウントルマリンとも呼ばれています。

苦土電気石は鉄電気石やエルバイトなど、他のトルマリンと混晶して連続固溶体を形成します。

英名のドラバイト(dravite)の名は、イタリアの南チロル地方に源泉を発して、スロベニア、クロアチア北部を東流して、クロアチアのオシエク東方でドナウ川に注ぐドラーヴァ川・ドラバ川(Drave)の周辺で発見されたことから、川の名に因んで命名されました。

苦土電気石の変種に、深緑色を呈するクロム・ドラバイトやバナジウム・ドラバイトがあります。

リシア電気石(エルバイト/elbaite) Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4

リシア電気石(エルバイト/elbaite)とは、ナトリウム・リチウム・アルミニウム・ホウ化ケイ素を含むトルマリンで、苦土電気石(ドラバイト/dravite)、リディコート電気石(リディコータイト/liddicoatite)、鉄電気石(ショール/schorl)で構成されています。

宝石としてのリシア電気石は、色が多彩で、発色が良く、結晶の純度の高さから、トルマリングループの中で最も理想的なトルマリンです。

英名のエルバイト(elbaite)の名は、1913年にイタリアのエルバ島(elba)で発見されたことから、地名に因んで命名されました。

リシア電気石は、純粋な結晶は無色透明の結晶で、微量元素が含まれることで発色する他色鉱物(アロクロマティックミネラル/allochromatic mineral)であり、虹のすべての色がリシア電気石で表現されるとも称される色彩豊かな宝石です。

■ルベライト(Rubellite)

リシア電気石の中で最も価値のある宝石とされるのが、赤色またはピンク色を呈するトルマリンのルベライト(Rubellite)で、リシア電気石の中で最も稀少な宝石とされています。

ルベライトの産地は、アフガニスタン、ブラジル、マダガスカル、ミャンマー、ナイジェリア、ロシア、アメリカ合衆国などです。

■インディコライト(indicolite)

ルベライトに次いでリシア電気石の中で人気の高いトルマリンが、青色を呈するインディコライト(indicolite)です。

「インディコライト(indicolite)」の名前は、人類が最も古くから利用した青色染料のタデ科の植物「藍(あい)」のラテン語「インディカム(indicum)」に由来しています。

インディコライトは、その色のトーンと彩度によって通常のブルートルマリンとは区別されます。

インディコライトはインディゴブルーと言える濃いブルーの色調と鮮やかな彩度を持つものが理想的です。

1カラット以上で発色が良く、透明度の高い結晶は非常に稀少です。

インディコライトの主な産地は、ブラジル、ロシア、メキシコ、パキスタンなどです。

■バーデライト(verdelite)

リシア電気石の中で、緑色を呈するトルマリンがバーデライト(verdelite)で、グリーントルマリンとも呼ばれます

バーデライトは黄緑色~緑色~緑青色など、幅広い緑色系を呈するグリーントルマリンです。

緑青色の場合はブルートルマリンやインディコライトとの区別が曖昧になる場合もありますが、緑色が優勢であれば、バーデライトと呼ばれます。

良質のエメラルドのような濃い緑色のグリーントルマリンは、微量元素のクロム(時にはバナジウムも含有)により発色していることから「クロームトルマリン」と呼ばれ、バーデライトとは区別されます

■アクロアイト(achroite)

リシア電気石の中で、不純物の少ない無色の純粋なトルマリンがアクロアイト(achroite)です。

「アクロアイト(achroite)」の名は、「無色」を意味する古代ギリシャ語の「άχρωμος」=「achromos」に由来します。

アクロアイトは、トルマリンの中で最も稀少ですが、宝飾業界ではダイヤモンド以外の無色透明の宝石は宝飾用途での需要があまりないため、トルマリンの中で最も安価です。

しかし、無色のトルマリンのアクロアイトは珍しいため、コレクターの間では珍重されています。

宝石の色について

宝石の色の発色には「自色」と「他色」の二種類があります。

自色とは、結晶を組成する主成分に起因して色を発色している鉱物で「イディオクロマティック(idiomatic)」とも言います。

自色を示す宝石はあまり多くはなく、ペリドット、アルマンディン・ガーネット、マラカイト、クリソコラなどがこれに該当します。

他色とは、結晶を組成する主成分以外に起因して色を発色している鉱物で「アロクロマティック(allochromatic)」とも言います。

純粋な結晶が無色透明の宝石は他色のものが多く、宝石の大半は他色を示す宝石に分類されます。

他色の宝石では微量元素が含まれることで発色するものが多く、ベリル、コランダム、スピネル、トルマリンなどがこれに該当します。

他色の宝石の色起源となる微量元素は原子番号22~29の元素が主で、鉄(Fe)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、銅(Cu)、バナジウム(V)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、バナジウム(V)などの種類があります。

宝石の種類が異なる場合は、同じ微量元素であっても、異なる色に発色することもあります。

例えば、ベリルにクロムが取り込まれた場合は緑色に発色するエメラルドになりますが、コランダムにクロムが取り込まれた場合は赤色に発色するルビーになります。

このほかに、他色の宝石では自然界の放射性物質や放射線により発色するものもあります。

ジルコンは主成分であるジルコニウムの代わりに、ウランやトリウムなどの放射性元素を微量に含みます。

放射性元素により原子配列に格子欠陥が生じることで光の吸収が起こり発色しています。

ジルコンの結晶は生成されたばかりの時は淡色ですが、億年単位の長い年月の間に徐々に濃色へと変化します。

濃色に変化したジルコンに加熱処理を施すと、原子配列が元に近い状態に戻り、元の淡色に戻ります。

トルマリンの歴史について

トルマリンは何世紀も前から宝石として利用されていましたが、近代鉱物学が発達するまでは、その色調からルビー、サファイヤ、エメラルドなどの他の宝石と混同されていました。

トルマリンは、加熱すると電気を帯びて、チリや灰を引き寄せたり、反発させる性質があるため、西洋では「セイロン磁石」とも呼ばれました。(セイロンとはスリランカの旧称)

この性質は静電気とも似ていますが、摩擦ではなく加熱によって静電気を帯びる性質のため、焦電性やパイロ電気性と呼ばれます。

19世紀には、宝石質のトルマリン結晶の薄片に光を透過させると、特定方向の直線偏光成分だけを透過させ、垂直な方向の偏光成分は反射させたり吸収させたりする、光を分離する性質が発見されました。

これはトルマリンの強い多色性(たしょくせい)=プレオクロイック(pleochroic)によるもので、偏光面と結晶軸、観察方向の位置関係によって結晶の色が異なる色に見える光学的な性質に関係しています。

トルマリンの産地について

20世紀前半にブラジルでトルマリンの大きな鉱脈が発見され、トルマリンの供給が拡大しました。

その後、1950年代頃より世界各地でトルマリンの鉱床が発見されるようになりました。

マダガスカルやアフガニスタンでは、上質のルベライトが産出することが知られています。

トルマリンの石言葉・宝石言葉

トルマリンの石言葉・宝石言葉は、友情-希望-寛大-潔白

石言葉・宝石言葉とは、一つ一つの宝石に与えられた言葉のことで、各々の宝石の持つ特質や歴史・言い伝えなどから、象徴的な意味をもつ言葉が選ばれています。

石言葉には、各々の宝石の持つ特質や色が与える心身への影響が研究された心理学が応用されていますので、自身が受ける心理的影響を生かしたセルフマネジメントや、他人に与える心理的影響を活かした印象戦略などに活用することができます。

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