2016年の秋は全国的に気温の高い日が続いているそうで、秋の訪れが平年よりもゆっくりに感じますね。北海道・札幌市内でも10月中旬を過ぎてようやく木々が色付きはじめ、やっと秋の訪れを実感できるようになってきました。
そこで北海道の紅葉名所として知られる、夕張の滝の上公園を訪れました。
滝の上公園には「千鳥橋」と「滝の吊橋」の二つの吊り橋があり、橋の上から紅葉に包まれる渓谷の美しい絶景を一望することができる北海道の人気の紅葉スポットとなっています。
滝の上公園に入ってすぐに赤い吊り橋の「千鳥橋」があり、橋の上からは紅葉に包まれる夕張川と渓谷を眺めることができます。
千鳥橋を進むとまず目に入ってくるのが「千鳥ヶ滝」と呼ばれる滝です。千鳥ヶ滝の周りの木々が少し紅葉しはじめていました。紅葉の最盛期には千鳥ヶ滝の周りの木々が真っ赤に紅葉してとっても素敵な景色を見ることができます。
さらに千鳥橋を進むと穏やかに流れる夕張川と、長い年月をかけて夕張川により侵食されてつくられた奇岩「竜仙峡」を一望することができます。滝の上公園のあるこの場所は、北海道の先住民族アイヌの方々の言葉で「神の住む小さな滝」という意味の「ポンソウカムイコタン」と呼ばれているそうです。(ポンソーは小さな滝、カムイは神、コタンは宅地の意味)
滝の上公園には遊歩道が続いていて、遊歩道を進むと「滝の吊橋」があり、最盛期には見渡す限りの紅葉と穏やかに流れる夕張川の雄大な風景を楽しむことができるのですが、今年はまだ紅葉がはじまったばかりで、少し早すぎたようです。
公園の入り口のもみじもまだ色付きはじめたばかりでした。紅葉と緑葉とのコントラストも綺麗ですね。
だんだんと日も短くなってきて、日が傾くのが早いです。
日が傾くと急に寒くなり気温は10度を下回っていました。そんな中、滝の上公園の駐車場で紫色の花を咲かせる野草を発見。カタクリの花でしょうか?寒さに負けず綺麗な花を咲かせていてその場所だけ幻想的に見えました。
北海道は10月末頃には初雪が降るのが例年のことなので、来週には一気に秋が深まり長い冬が訪れを感じることと思います。